• Kumiko Matsuzaki

繭のお勉強

そして午後からは下村ねん糸店のワークショップ。

こちらもマニアックねw 

羊毛を中心に紡いでいるけれども、真綿なんかもアクセントに使うことが多い。

各真綿とか帽子真綿を羊毛と一緒に染めて、粗く引いておいて羊毛と絡ませるのが好き。

だから、繭にももちろん興味がある。

繭にもいろいろありまして、、、。

大きく分ければ家蚕と野蚕、字の通り。絹糸が取れる繭、糸が取れない繭。

そんな繭をたくさん見せていただきました、お土産も。

可愛い繭。中には蛾になる前の幼虫が入っているわけで、、、、。

乾燥しているので振るとカラカラと音がする。

これを茹でてると、あらあら糸を吐き出す、天からの贈り物だから天に虫と書いて蚕っていうのかな。

こんな繭も。繭にくっついている枝のように硬いもの。

これも中国では糸にする技術があるのだそうだ。

日本の絹糸製造が廃れたことについても話をしてくれた。

簡単に言えば、真綿から糸を引く工程で日本は「人」の技術に頼った。技術を習得するのに時間がかかり優れた引き手に頼った。日本の技術が中国に渡ったあと、中国では道具を使って日本よりも早く上手に誰でも引けるように技術の進歩があった。工賃だけの問題ではない。

早く安く綺麗な糸ができれば自然と日本の繭の需要は落ち込んだわけですね。

こういうお話が聞けるというのは本当に勉強になります。下村氏のように絹のエキスパートの方が「道具」を使うことの大切さを伝えてくれる。

ともすれば「日本凄い、技術凄い、だけど工賃が安いのよ中国」ってな安直な話が伝わるところをきちんと説明してくださる。下村さん凄い!

角真綿から糸を引く実演も。

羊毛を紡ぐのとはまた違い、真綿という素材を生かした紡ぎ方。

たった1時間のしかも無料のワークショップでこれだけたくさんの話が聞けるなんて、もう太っ腹!

持ってきていらした角真綿、これ買えますか?と聞いてみたら OK!

150gだけしかなかったので全部買っちゃった!

下村ねん糸は通販されていないみたいだし、角真綿ってなかなかすぐに買えないから、ああ、今買っとこ!の乗りで買ってまいりました。

さて、染めて紡いで羊毛と合わせて、、とニヤニヤの本日です。

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