• Kumiko Matsuzaki

羊毛の化学染め


少し前のブログより移行します。

羊毛を染める手順を書きました。

私が持っている染料は、ラナクロンやデルクスという酸性染料です。 よく使うのはデルクス。色が明るくてちょっと派手め。たくさんの色があります。 基本は赤、黄、青の3原色を混ぜて色が作れるのですが、微妙な色合いは難しいし混ぜるとどうしてもトーンが落ちる。 デルクスで明るく染めた羊毛を何色か混ぜて使うのが好きです。 デルクスのバイオレットを使って染めました。 同じ鍋の中に、羊毛(コリデールのスライバー)アルパカ、シルクを入れて同時に染めます。 用意するもの ・染めるもの(羊毛等の動物性の繊維) ・染料 ・酢酸 ・柔軟剤 ・温度計、ボウル、秤等の道具 ① 用意した繊維の重さを量る。今回は100g   ぬるま湯に浸しておく。むら染めを防ぐためです。 ② 鍋に40度くらいのお湯をわかす。   羊毛の量の50倍程度。100gなので5〜6リットル、少し多めにしておきます。 ③ その間に染料を計る。   これは染める色の濃さによって決めます。   今日はデルクスバイオレットMBを0.5% 0.5gです。 ③ 染料をお湯に溶く。   私は色が見えるようにホーローの白のボウルを使っています。熱いお湯を少し加え練るようにして混ぜます。すこしづつお湯を足していきます。


④ 40度程度になったお湯に酢酸と溶いた染料を入れます。

 酢酸は羊毛の重さに対して5〜10%(100gに対して5cc程度)ですが、まず5%を入れます。そこに、軽く絞った羊毛を入れます。この時に羊毛の温度もある程度暖かいままにして絞ってください。温度差はフェルト化の原因になります。

 30分くらいかけて沸点までもっていきます。

⑤ 沸騰後30分煮ます。ボコボコ沸騰しない程度に。   きちんと染まったら染液が透明になります。ならないときは少しづつ酢酸を足してください。下の写真のように染液が透明になったらOK



⑥ 羊毛を染液に入れてから約60分で染まります。そのまま放冷。手が入れられるくらいになるまで放置してください。羊毛は温度が下がる時にフェルト化するので気をつけてください。

⑦ 冷めたらざるに取ります。ぬるま湯にくぐらせて洗い、その後柔軟剤(ぬるま湯で)に3分ほど浸します。ネットに入れて1分くらい脱水します。

⑧ 濡れているうちに新聞紙などの上でざっくりほぐします。乾かして完了。


思ったよりも簡単に染まります。

糸を染める時にはムラにならないよう気を使いますが、原毛の場合は後でカーディングしたりブレンドするので多少のムラは気にしないでいいので気軽に染めることができます。

カラー原毛でも十分に楽しめますが、たまには染めるのも楽しいですよ。